「カブは小回りが効くからいいよね」
ツーリング途中によくそう言われます。
小型のバイクなので、中型・大型と比べたら細い道にもすいすい入っていけますし、幅の狭い道でもUターンできます。そもそも車体も軽いので、センタースタンドを立てた状態でその片方を軸に回せば、非常に狭い空間でも進路変更が可能です。
でも実をいうと、今までちゃんと確認したことがありませんでした。
自分のバイク、最狭で何センチの道でUターンできるんでしょう。
クロスカブの「最小回転半径」は1.9m
バイクを直立させた状態でハンドルを最大限切ってぐるっとまわった時の円の半径が「最小回転半径」。これが小さいほど「小回りが効く」バイクということになります。
バイクによって、ハンドルが切れる角度が異なりますし、タイヤの前輪・後輪の軸の間の距離が短ければその分、小さな円を描いて回ることができます。
今まで自分が乗っているクロスカブの最小回転半径を調べたことなかったのですが、今回ホンダの公式サイトの「主要諸元」(←この単語自体、バイク買うまで知りませんでした)を見てみると・・・
「1.9m」
とのこと。ということは、円の直径は3.8m。思っていたより幅あるんだなあ!
よく郵便配達員のバイクが、行き止まりの細い路地に突っ込んでいって、くるっと華麗にターンして出てくるのを目撃しているので、もっと狭い幅を回れるのかと思ってしまっていました。
ただこの 「最小回転半径」 は直立状態で旋回する場合の半径なので、車体を内側に傾ければまた変わります。郵便配達員のあの華麗なUターンはきっと、車体もかなり傾けていたんだろうなと思います。印象としてはUターンどころかVターンみたいに見えたので。
そんなわけで、乗車練習をする前にまずはその最小回転半径の確認とイメトレ。バイクには乗らず押しながら回転させてみました。あまり傾けないでハンドルを最大限切って回った時、どのくらいの半径の円を描けるものなのか。
実をいうと、練習すればもっともっと小さく回れるんじゃないかと思っていたのですが、ハンドルを完全に切った状態でも直径4メートルくらいの円にはなってしまいます。
あとハンドルを完全に切ると、当たり前ですがバランスは悪くなります。バイク走行状態でハンドルをずっと切った状態で固定するには、しっかりバランスを取らないとだなあということも感じました。
練習の際は、その一部をアクションカメラGoPROで撮影することにしています。そうすれば後で自分で見て、どのくらいハンドルを切れているのかとか、姿勢・目線どんな感じかなど確認ができるので。